本年4月14日、熊本県・大分県を震源地とする地震により被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。世界中から支援の声が集まる中、何か力になれることはないかと、すでに1000人以上のボランティアが現地に駆け付けています。

沢山の人や企業が活動を行っている中、Airbnbが無償で民家を提供したことが話題になりました。ですが、実はこれ以外にも、各シェアリングエコノミー企業がさまざまな支援活動を行っているのです。

Share!Share!Share!編集部では、現在も避難生活を余儀なくされている被災者の皆様に、シェアリングエコノミーを通して少しでも快適な生活が戻られることを願い、今回は各社が行う様々な支援活動をご紹介します。

nottecoでは現地での移動費用を負担

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車の所有者が利用者と移動費用を折半し、相乗りで目的地へと向かうカーシェアリングサービス「notteco

notteco」では移動費用を負担する支援を行っています。
※費用補助の対象となるドライブを「4/21 10:00 – 5/8 24:00までに開始されたドライブ」に延長しました

同じ車を複数人で同時に利用し移動することで、現地で問題になっている渋滞の緩和や駐車場不足の緩和が促されます。結果として、貴重なガソリンを節約できるだけでなく、車を失ってしまった被災者の方も、水や食料など支援物資の豊富な地域へ移動することができます。

さらに、キャンピングカーのシェアも開始。

nottecoの親会社である、株式会社ガイアックスでは、キャンピングカーとトレーラーハウスの無償貸し出しも開始しました。天候が不安定になる梅雨を前にし、仮設住宅への移住を待つ被災者の方へ、できるだけ広い宿泊スペースを提供することを目指します。

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一か月もの期間車中泊を余儀なくされている方に、個人所有されている宿泊車両を提供することで、少しでも体調不良などのリスクを解消できるよう努めています。

Airbnbは緊急宿泊先を提供

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ホストが直接利用者に部屋を貸す、民泊シェアリングサービス「Airbnb

Airbnb」では、少しでも被災された方々の不安を軽減できるようにと、2016年4月14日から20日の期間、緊急宿泊場所を提供できるホストを募集しました。

この際、ふだんはかかる手数料を免除するとともに、通常のサービスと同様24時間のカスタマーサポート、信頼&安全ツール、ホスト保証を行いました。

安全な地域での民泊が可能になったことにより、エコノミー症候群をはじめとする就寝場所の不足によるさまざまな被害の軽減につながりました。

軒先パーキングでは駐車場の無料開放

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商業施設など、混みあう駐車場の近くにある月極駐車場をシェアするパーキングシェアサービス「軒先パーキング

軒先パーキング」では、2016年4月22日から駐車場を開放できるホストへ呼びかけを行い、被災された方またはその支援者、震災ボランティア関係者、震災支援関係者に向けて無料開放を行っています。

これにより、路上駐車や迷惑駐車によって妨げられている緊急、物資供給車両の通行がスムーズに行えるようになりました。

いつものアクション+αでの支援

上記以外にも、さまざまな企業が支援活動に参加し、ユーザーが簡単に募金できるように力を尽くしています。

たとえば、ユーザーがいつものサービスを利用するついでにできる募金もそのひとつです。普段のサービスを利用するついでに、いつものアクション+αで現金以外でも支援できるこの形は、多くの人に違和感なく受け入れられています。

また、それぞれのサイトでは、各サービスごとに集まっているユーザーにお知らせするための特設ページを設けています。

STEERS

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オリジナルTシャツの作成・販売を行う「STEERS

「1% FOR KUMAMOTO」プロジェクトとして、STEERSで販売される全Tシャツの売上の1%を熊本県庁「平成28年熊本地震義援金」に寄付をする取り組みを行っています。

また、ユーザーの中にはチャリティTシャツを用意し、その利益の全額を寄付するなど、個人での支援を行っている方もいます。

FRIL

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商品をカメラで撮って投稿するだけで出品できるフリマアプリの「FRIL

ユーザーに募金された額と同額を寄付し、合計金額が募金される、マッチング募金を行っています。
例えば、一人が10万円の寄付をした場合、FRILも10万円を寄付し、20万円の寄付となります。(一口の上限は100万円まで)
4月28日現在では400万円を超える募金が集まり、3800人を超える支援者が集まっています。

Makuake

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実行者のアイディアに賛同する支援者を募集するクラウドファンディングサービス「Makuake

株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング「Makuake」ではピックアッププロジェクトとして常にトップページに募金窓口を配置しています。

プロジェクト支援と同様に複数のコース(一口1000円から100万円までの10通りのコース)を用意し、支援者にはお礼のメールと、随時の活動報告を行っています。

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「知識・スキル・経験」を気軽に売り買いできるオンラインマーケット「coconala

ココナラでの売り上げ・クレジットカード・WebMoney・BitCashでの募金ができ、募金した方に「ありがとうイラスト」を送っています。

寄付金額に含まれる決済手数料と同額の金額をココナラが寄付金として負担しており、普段かかるシステム手数料は免除され、全額が寄付されます。

Streetacademy

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身近な人から気軽にスキルをシェアする「Streetacademy

Streetacademy」では、~まなびを通じて九州熊本を元気にしよう~と題して、復興支援チャリティ講座in九州を開催しています。

九州で開催される講座に限り「復興支援対象」と設定され、講座開催者とストリートアカデミーから、対象講座の売上の50%が義援金として寄付されます。

緊急時のシェアサービスの有効性

今回のように、一刻を争う状況で救援物資の運搬が必要な場合や、モノがない被災地で多くの人が生活をしなければならない状況下では、既に現地にあるモノをどれだけ有効活用できるかがとても大切です。

シェアサービスは、元々そこにある資産を有効に活用することで提供されるサービスです。そのため、緊急時に改めて他所から必要なモノを運搬する必要がありません。つまり、需要があるモノを即時供給でき、時間のロスを省けるのです。それぞれのサービスの公式サイトにて、特設ページが開設されています。より詳しい情報は、各リンクから確認をお願いいたします。