11月29日、シェアサービス・シェアラーの祭典「Share!Share!Share!」が開催されました。会場の表参道のCOMMUNE246には、10以上のサービスが集まり、トークセッションやワークショップを通じて、さまざまなシェア体験を共有しました。そのひとつにフリマアプリの「Fril(フリル)」があります。当日は人気ハンドメイド作家の商品展示やワークショップを開催。今回、人気クリエイターのs.m.yさんにお話を聞きました。

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売れ線は押し花のiPhoneケース。3時間で10個制作

s.m.yさんは2年半前から要らなくなった洋服などをフリマで売るようになり、1年半前からは自分でものづくりをするようになりました。その後、作ったものもフリマアプリで売るようにもなったといいます。

「最初は自分用にイヤリングをつくるようになり、友だちにも『つくって』と言われるようになりました。ただ、その制作のために材料を大量に購入したので、友だちの分に加えて売り物としても作ってみようと考えました。それから、だんだんフリマなどに出店するようになりました」

https://www.instagram.com/p/6U5lSyFp1r/

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最初に売れたのは、押し花のiPhoneケース。しばらくはイヤリングやiPhoneケースをつくっていたものの、徐々に作るものが変わってきたといいます。「押し花のiPhoneケースはずっとつくっていますが、いまは特にアクセサリー類を増やすようになりました。アクセサリーは最初から売ること前提でつくっていますね」。

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子どもが生まれたばかりというs.m.yさん。ものを作らない日もあるそうですが、作る日(週5くらい)は子どもが寝てから3時間ほど作業しているとのこと。「押し花iPhoneケースはデザインが決まれば15分くらいで完成します。3時間で10個くらいできればいいかなと」。

目安は月5万円「マイナスにならなければ十分」

s.m.yさんはハンドメイドでつくったものを売る場所として、実際のフリマに加えて、フリルなどフリマアプリ・ハンドメイドアプリを利用しています。

「(子どもを見ないといけないため)家を出ることなく、わずかでも収入につながればと思い、アプリを使うようになりました。はじめて使ったときから、すごく気軽にできて、実際にすぐ売れることもあるので、魅力的だと思いました。

私のつくるものは『オーダーメイド』なものが多いので、買い手の方とのコミュニケーションの回数を何度も重ねることが特徴です。買ってくださる方の要望に応えるためにも、やりとりを繰り返す必要があるのですが、連絡時間があまり合わないこともあり、その点は少したいへんな部分でもあります」

https://www.instagram.com/p/6ZKftWlp62/

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そうしてできた押し花のiPhoneケースは、ずっと売れ続けているそうです。そのため、ケースをいちばんの売れ線として考え、ピアスやイヤリングなどアクセサリー類をサブ的に位置づけています。

フリマアプリを使うなかで、売上については「これだけ売りたいというよりも、材料分は売上が立てばいいというか、マイナスにならなければ十分です」とのこと。目安は月に5万円前後の売上。子どもが生まれたばかりの環境のため、多少でも収入につながるアプリを活用します。フリルに記事を掲載されたことがきっかけで、フォロワーが増え、ハンドメイドを教える講師の機会に登場し、それと比例して売上も安定的に増えていきました。

買い手目線を持ちつつ、大きなアクセサリーに挑戦したい

s.m.yさんは自分の作品を売る一方、実際のフリマやアプリでは、新品・未使用のものをよく買うそうです。「ほかの人の商品をよく見るようにしています。純粋に『欲しい』という気持ちで見つつ、ハンドメイドの本に書いていないような作り方であれば参考にしますし、写真の撮り方も研究中です。最初はスマホで商品を撮影していたんですが、最近では一眼レフを使っています。やっぱり、同じものでも写真で見え方も実際の売上も全然違ってくるんです」。

https://www.instagram.com/p/3VjnLPlp8r/

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サービス上で見ることはもちろん重要ですが、「ネットだけだと届くまでが不安」とs.m.yさん。たまにはフリマにも参加して、リアルな声を聞いているといいます。実物を見て、手に取ってもらうことで、いい点も改善点も見つかるそうです。

「たとえば、前回フリマに参加したときには、ネットではピアスを求めている人が多かったので、イヤリングをほとんど出品していなかったんです。でも、『イヤリングがないね』と言われて、リアルなフリマに来る人はネットとはまた求めているものが違うのかなと感じる機会になりました。実際、イヤリングも出品するようになると、売上も倍になることもあり、対面で声を聞くことの大切さを感じました。今回のイベントでも『これのピアスとかイヤリングバージョンないの?』とかいろんな感想や要望を聞けたので、反映できたらと思います」

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ものづくりをはじめて1年半、人気のハンドメイド作家になったs.m.yさんは、「自分がつくったものを気に入ってもらえたとき」がいちばん嬉しい瞬間だと答えてくれました。「実際に身に付けて、インスタグラムに『買いました!』と投稿されているのをみると、とっても嬉しいです。家で作れるものは限られますが、これからはイヤリングやピアスより大きなもの――ネックレスなど――に挑戦してみたいと思います」。

この記事の登場人物
  • s.m.y☺︎
    ハンドメイド作家。フリマアプリやハンドメイドアプリをつかい、ハンドメイドのイヤリングやiPhoneケースなどを販売している。オーダーメイドで、お客さんに気に入ってもらえる商品を日々制作中。
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