__GWでシェアリングエコノミーを始めるためのイベントとは
今回のイベントは、シェアを始めるための「SHARING CAFE」という毎月行っているイベントの1つ。
4月15日(月)のイベントでは、「GW10連休はスキマ時間で稼ぐチャンス!~副業・兼業・企業の第一歩を踏み出そう~」と題し、実際に活躍されているシェアワーカーのお話を伺ったり、一緒にワークしながら、自分のスキルを見つけることが出来るイベントでした。
さらに、シェアワーカーとしては、なかなかお会いすることが出来ない、ココナラやクラウドワークスなどのサービス担当者とお話し出来る時間もあり、シェアワーカー実践者として見ても、非常に充実したイベントでした。
__シェアリングエコノミーとは
今回、「シェア」という言葉がテーマですが、シェアリングエコノミーという言葉、ご存知でしょうか?
簡単に言うと、個のスキルや空きスペース/モノをシェアして、経済が生まれる=お金を稼ぐということです。
「スキマ時間で稼ぐ」というと、「自分にはスキルなんて…」という方も多いかも知れませんが、昼間は使わない駐車スペースや、車などもシェアリングエコノミーになります。
また、定年退職後の方々も、包丁研ぎのセミナー講師など、人気シェアワーカーとして活躍されている方も多数いらっしゃいます。
__イベント参加者の声
参加者の年齢層は20代~50代までと幅広く、男女構成も半々、参加者は30名ほどでしたが、キャンセル待ちが20名以上いらっしゃるなど大盛況でした。
会社員の方も多く、シェアリングエコノミーのサービスを既にいくつかご存知で、副業や起業に興味のある方がほとんどを占めていました。
イベント終了後には、「GWからシェアリングエコノミーを始めるイメージがついた」とお話しいただいた方もいらっしゃいました(30代/男性)。
__人気シェアワーカーによるパネルディスカッション
第一部では、日本初の「ダブル正社員」であるミノクチメグミさんをモデレーターに、加藤こういちさん、hirofumiさんをパネリストに迎えて、人気シェアワーカーの体験談やエピソードを伺いました。
パネリストの加藤こういちさんは、「シェアエコ主義」というブログを運営し、日本一のシェアエコ使用実績に挑戦されている方。
シェアエコの累計使用回数は750回を越え、合計金額は450万円超、TV・新聞・Webメディアへ多数出演されています。
「タイムチケット」という対面型のコンサルティングサービスを中心に、ほとんどのシェアリングエコノミーサービスの利用経験があります。
一方の、hirofumiさんはイラストを中心としたアーティスト。
なんと、今回のイベント直前に、渋谷のヒカリエで行うデジタルアートバトル世界大会に出場が決まったばかり。
会社員でありながら、「ココナラ」で実績を積み、世界レベルまで上り詰めた方です。
__会社員時代とは正反対の評価
シェアリングエコノミーの先駆者として、各種メディアでも活躍されている加藤さんですが、実は「会社員時代の評価は低かった」というお話が非常に印象的でした。
Webオタク気質が、会社では重宝されず、さらに、社内調整やプレゼンが苦手な加藤さんは、現在の評価とは雲泥の差。
また、独立後も、以前3名以上のセミナーで緊張して上手く喋れず、1対1で教えることが得意というご自身の強みに気づいたそうです。
また、「心が疲れていても、自分がやりたいことはやれる」という言葉には、多くの参加者の方が頷いていました。
__「絵かきは稼げない」をどう変えていくか
Hirofumiさんは、今も正社員として働きながら、アーティストの創作活動を行っている方。
最初は、相場観を見て、500円でモノクロの似顔絵を書くことから始め、クオリティを価格に合わせることから始めたということでした。
確かに、何時間もかけても、報酬が500円では稼ぐのは難しそうです。
そこから、実績をつけながら、現在では、イラスト1枚/数万円まで引き上げることに成功しています。
__人気シェアワーカーの時間の使い方
会社の就業時間と違って、時間の区切りがないシェアワーカーは、時間への意識が非常に重要になります。
加藤さんは、仲間同士の作業会(もくもく会)を定期的に開催し、一緒に作業する仲間を作ることで、マンネリ化を防いでいる。
hirofumiさんは、土日を中心に作業をし、調べ物やアイディアをまとめるのは、通勤電車で行っているなど、お二人の取り組みが印象的でした。
__「埋蔵スキル」を発掘するワークショップ
第2部では、株式会社ココナラの古川 芙美さんが、参加者の「埋蔵スキル」を発掘するワークショップを実施。
・Can:できること
・Will:やりたいこと
・Need:求められること
をそれぞれ書き出して、お互いにシェアしながら、「明日からシェアリングエコノミーで売ってもらうこと」をゴールとして、ワークショップを行いました。
ほとんどの参加者が初対面同士。それでも、4~5人のグループで活発に意見交換がされていました。
パネリストの加藤さんやhirofumiさんもテーブルに混ざり、ワークショップに参加されているのも「SHARING CAFE」のイベントの凄さを感じます。
__サービス担当者との交流タイム
第3部は、各サービス担当者のプレゼンタイム後、実際にその担当者のところで質問などが出来るセクション。
・株式会社ココナラ
・株式会社クラウドワークス
・ピクスタ株式会社
・akippa株式会社
各社の話を一度に聞ける機会は多くありません。
さらに、インターネット上で完結することが一般的な、シェアリングエコノミーサービス担当者と直接話せるというのは非常に貴重な機会です。
単価を上げるお話や、希望するカテゴリーや職種のお話など、実際に自分のシェアリングエコノミーを始める上での具体的な話を聞いている方が多い印象でした。
__あなたもシェアリングエコノミーを始めませんか?
今回のイベントでは、第1部からシェアタイムが随所に設けられていて、参加者同士の交流はもちろん、「気付きのシェア」による深掘りがされていました。
全体を通して感じたことは、非常にシェアリングエコノミーへのハードルが下がっているということ。
筆者が始めた約2年前は、これほどのサービスの種類はなく、提供者も購入者数も限られているものでした。
副業解禁となった2018年、まだまだ社会全体へ浸透しきっていない部分もありますが、時流は確実にシェアリングエコノミーへと傾いています。
さらに、埋蔵スキルの「Will」の分野では、現在十分なスキルがなくても、シェアリングエコノミーを通して、スキルアップしていくことも可能です。
もっと多様な働き方が容認され、一人一人に合った稼ぎ方が確立出来てくるといいですね。