「サンタクロースのような想いやりのある人」をテーマに、クリスマスの夜、誰もがサンタクロースになってプレゼントを届けられる、NPO法人チャリティーサンタ。2008年から東京で活動が開始され、これまでの9年間で、11,795人のサンタクロースが誕生しました。

今回は、2017年6月に発行されたサンタ新聞の「どんな人がサンタになるの?」コーナーの記事を紹介していきます。サンタクロースになってクリスマスを過ごしてみたい、子ども好きな方必見です!

ーー まず最初にチャリティーサンタ(以下CS)の活動に参加しようと思ったきっかけを教えてください。

ごっちゃん: 自分は千葉に住んでいるのですが、昨年のクリスマス何も予定がなくて、せっかくだから東京で何かしたいなと思って。インターネットで検索してこの活動を見つけました。

ちーちゃん: 私は、以前この活動に参加したことがある知り合いに「絶対参加してみたほうがいいよ!」と勧められていて。昨年のクリスマスはちょうど休日で参加しやすかったこともあり、応募してみました。

せろりん: 私も知り合いの人がこの活動の経験者で、熱く進められて応募しました。

げんさん: 私は以前、代表(注:CS代表 清輔夏輝)のプレゼンを聞いたことがあって、それがきっかけで参加しました。サンタクロースになったみんなが電車に乗って移動している写真を見て、そういったこの活動ならではのことをしてみたいなと思いました。

ーー 活動に参加するにあたり不安なことはありましたか?

ごっちゃん: 私の場合はインターネットでこの活動を見つけたことがきっけだったので、「実は変な団体だったらどうしよう…」と思っていました。実際はそんなことなかったのですが(笑)

げんさん: 事前に子供の名前や年齢、がんばっていることなど、訪問等の会話に必要な情報をもらうのですが、何人か兄弟がいるご家庭だと、ちゃんと全員分の情報を覚えられるかなとちょっと緊張しましたね。

ちーちゃん: でも実際に活動してみると、ご家族の皆さんも本当にいい方ばかりでした。ご家庭への訪問もボランティア2人以上で行くので、道中一緒に子供の情報を反復練習したり、ご家庭への連絡内容を確認したり、助け合えるから安心でしたね。

ーー イブ当日の思い出を教えてください。

ごっちゃん: 当日は実際に電車やバスでの移動もありましたよね。ご家庭に向かう道中での待ちゆく人との触れ合いも楽しかったです。すれ違った子どもが「サンタさんだー!」と言いながら笑顔で手を振ってくれたり。

ちーちゃん: 私たちの姿を見て、「サンタさんは本当にいるんだ…」とつぶやいている子もいましたよ。

ごっちゃん: 私は3家庭に訪問しました。あるご家庭では11歳のお子さんがいて、事前情報に「すでにサンタクロースが何者か真実を知っている」と書かれていてすごく緊張しましたね(笑)1歳の子にはサンタクロースにびっくりしたようで、泣かれてしまったりもしたのですが、移動中に含めたくさんの子供たちと交流できてすごく楽しかったです。翌日まで余韻が残って、ついついサンタ口調で話してしまったりしました。

ちーちゃん: 私は2件訪問したのですが、兄弟2人の家庭では、お姉ちゃんが弟のプレゼントを開けるのを手伝ってあげたり、ケアしている姿が印象的でした。ハンディキャップのある子供のところにも行ったのですが、サンタクロースと握手やハグをした時に嬉しそうな表情をしてくれて、とても嬉しかったですね。

げんさん: 実は私もハンディキャップのある子供のところに訪問しました。その子は対面した瞬間、お母さんの陰に隠れてしまったのですが、それでも喜んでいるのか雰囲気でわかりました。言葉で表現しなくても、体や態度で感激している様子が分かって、こちらもとても感動しました。貴重な体験をさせてもらったと思います。

めいちゃん: 私が訪問したご家庭では、子供がサンタさんへのお手紙とお菓子を用意してくれていて、嬉しかったですね。普段の生活では子供と接する機会がないのですが、喜ぶ姿を見てこの活動に参加してよかったなと感じましたね。移動中も、少し見た目が怖そうなお兄さんが手を振ってくれたり、街全体でクリスマスを楽しんでいる様子を感じさせたれました。

ーー サンタクロースとして訪問を終えて、何か心境に変化はありましたか?

ごっちゃん: サンタクロースのように、もっと人に優しく、おおらかになりたいなと思うようになりました。ベビーカー押しているお母さんを手伝ってあげたり、自然とそういう行動がとれるようになりました。

げんさん: 私は今62歳なのですが、他の人、特に同世代の人にこの活動をもっと広めたいなと思っています。定年を迎えている人もいますし、そういう人に活動に参加してもらえたらいいなと。風貌的にもサンタクロースに近くなりそうですしね。

ーー 最後にメッセージがあればお願いします。

めいちゃん: ただパーティに参加するのとは全く違って、とても良いクリスマスを過ごせたと思っています。CSのスタッフの皆さんも言い方ばかりで、最後まで安心して参加できました。

せろりん: 「子供のために何かしてあげたい」という思いで参加しましたが、最終的に自分が癒されて、幸せな気持ちで終えることができました。本当に参加してよかったと思っています。

ちーちゃん: 私も最初、子供を幸せにしたいという気持ちでしたが、その気持ちをあげたら、もっと翁幸せになって返ってきたなと感じています。まだ活動に参加していない人にもぜひこの気持ちを味わってみてほしいなと思っています。

この記事を読んでチャリティーサンタの活動に興味を持った方や、詳細が気になる方は、サンタになる特設ページへ。
https://volunteer.charity-santa.com

※ こちらの記事はNPO法人チャリティーサンタの活動報告「サンタ新聞」より一部抜粋した転載となります。

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