フリマ感覚で“インスタ映え”する写真素材が購入できる話題のサービス『スナップマート』。自慢の一枚を登録する“インスタグラマー”や“インスタ女子”にとって、ちょっとした副収入を得る場であると同時に、“購入”というシビアな評価が伴う、作品発表の場として認識されています。今回は会社員として勤務しながら、『スナップマート』を上手に活用している有名インスタ女子・Monaさんにインタビュー。写真を撮影することの魅力や『スナップマート』の使い勝手についてお聞きしました。

インスタ女子・Monaさん

――写真をはじめたきっかけから教えてください。
特別、“これ”というはっきりとしたきっかけはないのですが、振り返ればカメラは身近な存在として自分のそばにありました。私の父もカメラが大好きで、まだデジタルカメラが珍しい時代に、すでに購入していて、触らせてもらっていたり。中学生になってガラケーを持つようになって、写メを楽しんだり。常に何かしらのカメラが傍にあって、自然に慣れ親しんでいました。高校生になってコンパクトデジタルカメラを購入し、大学生になってから『インスタグラム』をはじめて、どんどん写真仲間が増えていきました。最初の頃はスマホでとった写真をアップしていたのですが、写真仲間の作品を見ているうちに、“自分も綺麗に撮りたいな”って思って一眼レフを購入しました。現在はメーカーに勤務する会社員として仕事をしながら、『インスタグラム』や『スナップマート』に作品を発表しています。撮影を実施するのは主に会社が休みの日。写真仲間が集まって、ちょっとした撮影会を開いて、お互いがモデルになったり、時には遠くまで撮影旅行に出かけることもあります。

――『スナップマート』を知ったのは、どのようなきっかけだったのですか。
写真仲間のひとりが、『スナップマート』さんで働いていて、「こんなサービスがあるんだけれど、登録してみない?」と誘われたのがきっかけでした。もともと同じようなサービスが他にもあったのは知っていましたが、なんとなく敷居が高いイメージがありました。審査があって登録も難しく、セミプロみたいな人がやるものとばかり思っていました。それでも、“自分の写真が売れたら楽しいかな?”と思ったときがあって、『スナップマート』とは違うサイトに登録したこともあったのですが、パソコンからデータをアップロードしなくてはならなかったので、少し面倒でした。でも、『スナップマート』は、スマホの写真をすぐにアップできる、『インスタグラム』と同じような感覚で使用できるので、とても手軽だなと思いました。

――『スナップマート』を使用するようになって、Monaさんの撮影スタイルは変わりましたか?
“どういった写真が売れるのか?”ということは意識するようになりましたね。ですから、私がもともと撮っていた“作品風”の写真も撮りつつ、“買ってもらえたらいいな”という写真のどちらも撮るようになりました。例えば、スマホを使用している人物の写真のように、購入する人の目的に合うようなシーンを想定して撮影したり、この間は今年の干支にちなんで、鶏の形をしたパンを自分で焼いて撮影。“パン”“ニワトリ”“酉年”というキーワードで検索されるような写真を用意しました。でも、どちらかというと、“買ってもらう”ことを意識して撮影をするというより、基本は“自分が撮りたいもの”を撮って、それを後から見直し、“これは使えるかな?”というものをチョイスして、アップするようにしています。

――そうなると、作品のクオリティも上がっていくものなのですか?
そうですね。やはり工夫をしたり、良い写真を撮ろうという意識は高まりますからね。被写体に合わせてカメラや撮り方を変えるようにしています。例えば、光が入ってふわっとした仕上がりにしたければ、あえてフィルムカメラを使ってみたり、あるいはフィルムカメラのレンズを使ってデジタルカメラで撮影することもあります。これまでに売れた写真の傾向をみて、より多くの人が好むような構図や光の入り方などを意識するようにもなりました。
そうすると、売れる枚数も増えていきます。『スナップマート』に登録してから、今年で2年目になるのですが、昨年は週に1枚程度だったのが、今年に入って一週間に2~3枚は売れるようになりました。“売れて楽しい”“売れて嬉しい”という感覚が、“もっとたくさん撮りたい”“もっと良い写真を撮りたい”という気持ちへと繋がります。自分の撮影ライフが、より楽しいものになって、色々なものを撮りたいと思うようになって、作品の幅も広がりました。

――“売れて嬉しい”という感覚は、インスタで“いいね”をもらうのとは大きく違うものですか。
もちろんインスタグラムで、私の“写真が好き”とか“いいね”といってもらえることは、それはそれですごく嬉しかったのですが、自分の作品が売れるというのは、もっと違った喜びに繋がっていきます。“いいね”で終わるのではなく、“買う”という行動で評価をいただくのって、すごく光栄というか、喜びの重みが違います。自分の作品が、お金を払ってでも“手元に置いておきたい”と思われるほど認められるわけですから、それは大きな励みになるし、今後の撮影活動へのモチベーションにもなります。そんな喜びを『スナップマート』さんが教えてくれました。

――将来はプロのフォトグラファーになりたいという夢はないのですか。
今って、自分の好きなことでお金がもらえるようになったので、プロとアマチュアの境界にある不思議な場所に立っているような感覚です。ただ、現時点では写真を仕事にして、それだけで食べていけるだけの実力があるとは思っていないので、写真だけを仕事にするということは考えていません。でもこの先、私の作品がもっとたくさんの人の目に留まるようになり、チャンスが生まれたら、仕事にしていきたいな、という思いはあります。あるいは、仕事って“複数あってもいいのではないか?”と思うので、写真がそのひとつになっていったらいいなとも思います。いずれにせよ、『スナップマート』さんが色々な可能性の選択肢を見せてくれたような気がしています。
今後は、今まで撮っていなかったようなものにも挑戦してみたいと思っています。例えば、電車に乗ってどこか遠くへ撮影旅行に行こうとなったとき、目的地周辺だけでなく、出発地の改札からはじまって、途中の駅や車窓の風景など、その道のりのすべてを撮影。テーマ性のある作品に仕上げたいと思っています。もしかしたら『スナップマート』のユーザーさんの中にも、そういった連続性ある写真を求める人がいるかもしれませんから。

Photo by Niko Lanzuisi

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