「もう人混みに疲れてしまった…」そんな人のための「Breather」

最近は、よくあるカフェでのミーティング。打ち合わせの約束と場所を用意したものの、激混みで全く使えなかったり、周りがうるさすぎてとてもじゃないけど話なんてできなかった、という経験ありませんか? 都会に住んでいるものならば、よく目にするのがこんなケース。
打ち合わせに限ったことではありません。静かな空間で、クラシックなんかを聞きながらゆっくりしたい。好きなことをしたい、仕事をしてみたい、なんて衝動に駆られることもありますよね。

Breatherが紹介してくれるのは、開けているカフェやワーキングスペースではなく、リラックススペース。このサービスは、Airbnb方式で場所を貸し出してくれるのですが、その目的は宿泊ではなく「仕事や息抜きをする」ことにあります。AirbnbやUberと同じくオンデマンドでの予約が可能で、30分約$20程度から爽やかなワークスペースへ立ち寄ることができます。

[引用]: https://breather.com/

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もはやオフィスは要らない!最高級のミーティングスペースをゲット

アプリをダウンロードしたら、近くにあるリラックススペース一覧が表示されます。そこから、自分の気になるスペースと借りたい日時を予約します。あとは指定の時間にそこに訪れ、利用をするといった流れです。鍵を管理人から受け取る必要もなく、なんとスマホで開錠可能。現在は、カナダのモントリオール、オワタ、そしてニューヨーク、ボストン、サンフランシスコの5都市で展開されています。

ターゲットは、仕事場を持たないフリーランスたち。スタートアップの中には、リモートワークや節約をしてオフィスを持たない会社も増えてきました。とはいえ、大切なお客さんを呼ぶのに自宅で受け入れるわけにはいきません。打ち合わせだけではなく、ちょっと電話をしたい時に使う人なんかもいるみたいです。

[引用]: https://breather.com/

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打ち合わせから、撮影会まで。シェアスペースの広がる可能性

スペースの貸し出し以外に、ルールはありません。キッチンや冷蔵庫が付いている場合もあるようで、友だちと予約してちょっとしたパーティを楽しむこともできます。あるいは、映画や写真の撮影会場に、という使い方もアリですね。

都市の中心街に部屋を借りるなんて、金銭的に厳しいかもしれません。Breatherが点在しているのは、まさにそうした都市部。街中で疲れた人たちに、安らぎを与えてくれるわけです。