どこでもキャンプ! Airbnbのキャンプ版「Hipcamp」
アウトドア好きには、もってこいなシェアリングサービス「Hipcamp」。
使っていない家、空き部屋、オフィスを貸し借りするサービスといえばAirbnbやShareDeskがあります。同じような仕組みで“土地”に注目をしたのが、Hipcampです。政府だろうと、個人の土地であろうと、お構いなし。もしも使っていないのであれば「みんなキャンプ場として再活用しちゃえ!」と、やんちゃな発想から生まれたキャンプ場シェアのウェブサービスです。
実は、キャンプができる場所って少ないんですよね。「関東 キャンプ」と検索をかけてみても、ヒットするのは20件程度。その中でも、テントを建てて火を焚いて、さらには星を眺められるような本格的なキャンプ場は非常に少ないのです。そのため、キャンプ好きでも、毎回同じメジャーキャンプ地に行くしかありません。
そんな時は、このサービス。手軽にキャンプ場を見つけよう!
Hipcampを開いたら、まず行ってみたいエリアを検索します。すると、エリア付近で“キャンプ場”として利用することができるスペースがずらりとリストアップされます。さらに、アクセス手段は車なのか、徒歩なのか。宿泊タイプはロッジなのか、テント式なのか。幾つかの条件でフィルタリングすることができます。
キャンプ場のページまで開くと、これまで訪れたことがある人のレビューと写真を見ることができます。大自然の景観にうっとりして、すぐにでも向かいたくなってしまいますね!キャンプ地の詳しい情報を閲覧することもでき、その環境についてや飲み水・シャワー・トイレの有無など、さらにはキャンプ場でどんなことができるのかも確認することができます。ハイキング、バードウォッチング、スイミング、釣りなどなど、様々な項目から自分の好きなキャンプ地を探すことができます。
普通のキャンプ場から私有地の一角まで「そんなところでキャンプ出来るの?」と驚いてしまうような場所もあるので、通常のキャンプとは違ったエキサイティングな体験ができそうです!
オフィス、空き部屋…土地を所有から共有へ。ランドシェアという考え方
もともと、“ランドシェアリング”という考え方は1980年代のタイに起源があります。土地の所有者が、誰でも使うことができる形(ここでは、キャンプ場)で開放し、そこを活用したい人たちを募ります。土地の利用を活発にすることで、その土地の価値を上げることができるという考え方です。私有地として誰も訪れないまま放っておくよりはシェアをしていこうという、まさに、Airbnbが通ってきたイノベーションと同じです。
創業をしたAlyssa Ravasio氏は、アメリカの大自然をこよなく愛しており、もっと多くの人が「私はあくまで自然の一部だ!」と、再確認をしてほしいと願っています。国や個人、あるいは誰のものでもなかった自然を、“ランドシェア”して楽しむことができる。Hipcampで、そんな大自然に飛び込んでみるのもありかもしれませんね。
キャンプ場シェアサービス「Hipcamp」
https://www.hipcamp.com/