タクシー、ホテルだけじゃない。ついに、レストラン業界にやってきたシェアサービス

もし、Airbnbが10年前にあったら、どれだけ旅を楽しめたでしょうか。その町に訪れる訪問者が、ホテルや宿などの施設ではなく、その町に住んでいる誰かの家に泊まることができる、言わず知れたAirbnb。このサービスの大流行により、“宿泊”という体験が大きく変わろうとしています。そしてついに、シェアリングエコノミーがもたらすその変化は、レストラン業界にまで及んでいます。

「EatWith」は、バルセロナでAirbnbレストラン版として2012年に開始しました。今では、全世界の150都市以上で展開されているグローバルサービスとして成長しています。この150都市には、もちろん東京も含まれています。

[引用]: http://www.eatwith.com/

[引用]: http://www.eatwith.com/

ママが世界から客を招くシェフへ変身!

一般的なシェアサービスと同じで、EatWithでも食べる側と、食べさせる側が存在します。スタートは、「料理を作って、誰かに食べてもらいたい!」という人が食事会の企画をするところから。企画といっても、日時・場所、どんなパーティをするかといった簡単な流れを掲載するだけ。逆に、食べる側は家庭コックが招く食事会をサービスから探し、実際に足を運びます。

普段は旦那や子供のためだけに料理を作っていたママが、自慢の料理で客を唸らす一流シェフに大変身するというわけです。家庭の味こそが、その土地の風土。懐かしい食事が楽しめて、それを振る舞える。そして、過ごす時間こそがシェアサービスの醍醐味です。

[引用]: http://www.eatwith.com/

[引用]: http://www.eatwith.com/

旅行だけじゃない、みんなの食卓になりつつある展開

EatWithの特徴は、シェアだからといって決して安価なわけではないところ。平均25ドル~40ドル程度と、一般的なレストランで食べるよりもやや高めの値段設定がされています。それでも、払った金額を後悔しないようなホスピタリティが受けられると思うと、気になりますね。

またAirbnbと同じく、いままでは旅行を通した繋がりで形成していたEatWithですが、今では一般的に近くのレストランへ外食に行くような感覚でも使われているのだとか。こういったサービスの進出から、レストラン業界が見直される日もそう遠くはないかもしれません。