もしも愛犬が倒れたら…動物専用の救急車「VetPronto」
飼ってる人なら分かるはず、ペットは家族のひとり。ペットを飼っていれば、どこか旅行へ行くにしても、彼らの預け先を見つける必要もあります。もし、体調が悪そうであれば、思わず救急車だって呼んでしまいたい。
その思いは万国共通で、特にペットの中でも犬は人間の相棒として親しまれています。「名犬ラッシー」が未だで人気であるように、特にアメリカではどこを歩いていても、犬を連れています。
もし、そんな大好きな家族が倒れたら…119に電話するのではなく、「VetPronto」アプリを起動しましょう。
Vet Prontoとは、Veterinarian(ヴェタリナリアン)に由来します。この発音の難しい単語は「獣医」を指し、これがすぐにやってくる(pronto)ことから名付けられているみたいです。
あなたの飼っている犬や猫の体調が悪い場合、もしくは検診が必要な場合に、飼い主は動物病院に行くことなく、家でやってくる獣医を待つだけで診察や治療を受けることができます。受けられるメニューは簡単な問診(25ドル程度〜)から、なんと去勢や安楽死まで、医療に関わるところならなんでもやってくれるのです。
飼い主とペット本人のストレスをなくすことが、Vet Prontoの使命です。病院へ行くとどうしても暗い雰囲気にのまれ、それがさらに不安を募らせてしまいます。また、病院へ行って、診察を待って、診断を受けるまでの時間があまりに長すぎる。こうしたストレスを取り除き、飼い主とペットの最適な関係を築くことを目的としているのです。
飼い主と獣医の時間をシェアする「助け合い」の世の中
このような場所を持たない考え方は、新しいシェア文化の一つです。もともと、スキルを持っている人同士が病院や事務所などの場所をシェアすることで、一つのビジネスを成立させていました。しかし、スキルを持っている人と顧客が時間をシェアすることが、新しいものの見方なのかもしれません。
Vet Prontoは、まだサンフランシスコとロスアンゼルスのみでの展開となっています。しかし、ペットに限らず、人間のお医者さんが家に出迎えてくれるようなサービスも登場してきています。
何をするにしても、すぐに誰かが助けてくれるような助け合いの世の中が始まっているような気がしています。
ペット専用119番「Vet Pronto(ヴェットプロント)」
http://www.vetpronto.com/