ライフワークを創造してくれる「 WeWork 」

同じような意思を持った仲間たちとの出会いに溢れ、オシャレな空間の中で静かに作業できる場所として、駆け出しの起業家やフリーランスに人気のコワーキングスペース。アメリカから始まった会員登録制の「 WeWork 」は、ヨーロッパをはじめ世界各地へ規模を拡大し、2015年にはメンバー数が25,000人を超えるなど広がりを見せています。

WeWorkのメンバープランには2種類あり、ひとつは月額45ドル(約5000円)のフレキシブルプラン。世界各国のWeWorkへどこでも立ち寄ることができ、高速インターネットや、コーヒーを自由に楽しむことができます。もうひとつが、起業向けにデスクや部屋を貸し出すプランで350ドル(約39000円)で提供されています。(円換算は2016年3月現在)

アメリカから始まった会員登録制の WeWork

[引用]: https://www.wework.com/

利用者の需要に応えたツナガリを形成する独自サービス「 WeWork Commons」

創業されて6年も満たないこのコワーキングスペースは、急速な発展を遂げており、今や月に3カ所以上のペースで増設が進められています。
発展の理由に物理的な設備の需要があることはもちろんですが、WeWorkのサービスによる利用者同士の交流が魅力的であることも見逃せないポイントです。

WeWorkに登録した人のみが入ることの許された、「WeWork Commons」と呼ばれる独自のビジネスネットワーク。このプラットフォームでは主に、一人で事業を起こしたばかりの人が集まります。一緒に働く仲間や取引先を見つけたり、ワークスペースを共有している者同士が共に成長していくといった、コワーキングスペースならではの繋がりを築くことができます。

WeWork の コワーキングスペース風景

[引用]: https://www.wework.com/

デザインに込められた WeWork ワーカーたちへのメッセージ

WeWorkの建築デザインには、誰もに使いやすいウェルカムな空気だけでなく、力強いアート性を見てとることができます。それには、メインユーザーであるスタートアップたちが居心地の良い環境に留まらず、いつかは自社オフィスを持ち巣立っていくことまでを応援したい。という思いが込められているのです。

シェアサービスの形としては、Uber の車や、Airbnb の宿舎に対するところの「 ワークスペース 」に過ぎません。しかし、使う頻度は3つの中ではピカイチです。WeWork の力の入れどころにある建築デザインは「あんなオフィスで働いてみたかった」という願いを、たった45ドルから実現してくれるのです。