「個人が主役」の時代に必要なモノ-SHARING NEIGHBORS-

今回、参加したのは、2019年7月2日にNagatacho GRiDにて開催された、シェアリングエコノミー協会が主催する「SHARING NEIGHBORS Meet UP #0 Birth」のイベント。
「#0」と銘打っているように、今回は、正式な個人会員向けのイベントの「プレイベント」となっています。
プレイベントながらも、当日は約80名の満員御礼の上、全国にネット中継もされ、北海道や沖縄からもご視聴いただく大盛況のイベントとなりました。

シェアリングエコノミー協会は、上場会社などの大手企業を含む、約300社の法人会員を抱える協会です。
既に相応な規模となっている協会が、なぜ個人会員の募集に至ったのか。
Co-Living(コーリビング)サービス「ADDress」を展開する株式会社アドレス 代表取締役 佐別当隆志さんが、「SHARING NEIGHBORS」発足への想いを語ってくれました。

個人の声を社会へ届けるための個人会員制度


佐別当さんが語る、個人会員制度「SHARING NEIGHBORS」発足の願いは、法整備が追い付いていない現状や、既存の業界団体が強い状況に対して、「個人の声を届けるため」と語ります。
民泊やルームシェア、白ナンバーでの宅配など、シェアリングエコノミーには、まだ多くの法的な問題が多く、利用する側もされる側も安心して使うことができる環境が必要です。
「個人が、より相手が必要なサービスを、自分らしく選択できる時代」を目指し、現在の約1,300人の会員数から、2019年内に1万人の登録者を目標にしています。
将来的には、数万、数十万の会員数を見据え、「大きな声」を届けられるような会員制度を目指しています。

なお、SHARING NEIGHBORSへの登録は無料です。
無料会員の登録はコチラからどうぞ。

福利厚生「SHARING BENEFIT」を備えた「SHARING NEIGHBORS ベネフィット会員」(月額1,000円)もありますよ。

「シェア」の言葉が行き着く先

第二部として用意されたのは、スペシャルセッション。
モデレーターには、シェアリングエコノミー協会事務局長であり、ご自身も大所帯のシェアライフ的生活をされている石山アンジュさん。
ゲストには、シェアリングエコノミー協会のアドバイザーでもあり、ジャーナリストの佐々木 俊尚さんと、アドレスホッパーの市橋 正太郎さん。

「シェアする社会のこれから」をテーマに、トークセッションを行っていただきました。

「ノマドワーカー」という言葉への違和感

佐々木さんがお話しされていた中で、非常に印象的だったのは、「ノマドワーカー」という言葉のイメージが変わってしまったということ。
佐々木さんの言葉を借りれば、いつの間にか「スターバックスでMacbookを誇らしげに開く人」になり代わってしまったと言います。

ご自身の聞き取り調査の結果、1980年前後を堺に、以降の生まれの方は、シェアハウスなどの住居のシェアに対する抵抗がなくなってくる傾向にあるということでした。

フリップに書いていただいた「シェアで個人が網の目になっていく社会」。
一般的な会社組織とは異なり「ヒエラルキーが存在しない社会」や、「ガーゼにたらしたインクのにじみのように、濃淡がある関係性」を目指したいと佐々木さんは語ります。

何かを得るためだけに、お金を消費するのはもったいない

「アドレスホッパー」として、住所を持たず、最小限の荷物で生活する市橋さん。
市橋さんは、元サイバーエージェントで年収1,200万円から、スタートアップ企業に移り、年収が600万円に。
そこで、市橋さんが考えたことは、「帰って寝る」だけの箱に、固定費をかけるのはもったいないという結論でした。
仕事は、全てPCで完結させ、行きたいところに行き、現在は、アドレスホッパー同士のコミュニティやイベントも行っています。

印象的だったのは、「ただ物を買うことや、サービスを得るためだけに、お金を使うのはもったいない」という言葉。
ホテルに泊まるのではなく、民泊を使えば、そこにいる人たちと共有の体験が出来る。
タクシーではなく、Uberを利用すれば、シェアに共感しているもの同士、話が弾む。
市橋さんは、これを「コミュニティダイブ」と呼び、ただの旅行ではなく、その場所の土地と人に入っていく感覚を大切にしています。

フリップの「移ろい、偶然を楽しむ世界」は正にそんな世界を体現していました。

「シェア」の形は多種多様

モデレーターの石山さんも、渋谷のCiftというシェアハウスで生活しています。
「例えば、一緒に暮らす美容師の友人に髪を切ってもらう代わりに私が料理を作ったり、お迎えの行けない親の代わりに保育園に迎えに行くこともあります」

こうした形も、シェアの一つの形なのです。

「個人の時代」は、「孤立の時代」じゃない

副業や複業(パラレルキャリア)、独立などが声高に叫ばれるなか、「孤立してほしくない」というのは、佐々木さん。

企業のような組織ではなく、人間関係や承認をベースとした「ゆるやかなつながり」が大切、「シェアは助け合い」というお話は、多くの参加者がうなづいている場面でした。

シェアワーカーのリアルな声を

第3部は、、ライトニングトークの時間。
今回は、シェアリングエコノミーを活用して生活している、3人の「シェアワーカー」のリアルな声をプレゼンしていただきました。

日本初新卒シェアワーカー

1人目のプレゼンテーターは、日本初の新卒シェアワーカー、糸原 絵里香さん。
民泊、家事代行、家庭教師、悩み相談など、自身のスキルをフル活用して、シェアリングエコノミーのサービスとして提供しています。
同時に、シェアリングエコノミーの利用者側でもあり、名刺や資料のイラストなどはお願いしています。

「シェアリングエコノミー」の先駆者も、会社員時代には…

2人目のプレゼンターは、シェアリングエコノミー実践家の、加藤こういちさん。
タイムチケット歴代1位、現在は、会社員時代よりも稼いでいるこういちさんですが、会社員時代は、社内調整などが苦手で、社内で評価を上げることができませんでした。

「昔ながらの商店街をITで実現したい」という、こういちさん。
シェアは「使って応援!広めて応援!」というキャッチフレーズも印象的でした。

自分の軸に気づいたとき

3人目のプレゼンターは、片付けコンサルタントのyokoさん。
人のお家に遊びに行った際に「お願いだから片付けさせて」と言うほど、大の片付けマニア。

産休時に、自身の本当にやりたいことに気づいたyokoさんは、現場で見てきた不用品のシェアリングエコノミー市場(C to C)に衝撃を受け、現在はメルカリの法務部での勤務もされています。
「整えることで、人をエンパワーさせること」が自分の本分であり、「偏愛や能力が昇華されるのがシェアリングエコノミー」だと気づいたと言います。

「物流」と「応援」のシェア

交流タイムの際に、「出張OWNERS」として、石垣島直送「ピーチパイン」のスムージーを振る舞っていただいたのは、株式会社ukkaの望月さんと村瀬さん。

OWNERSは、こだわりを持った生産者とオーナーを繋ぐプラットフォームを提供しています。

個人が主役=主役は「自分たち」

今回の「SHARING NEIGHBORS」は、プレイベントということもあり、非常に感度の高い方が集まっていました。
自身のシェアを貼り出して共有する時間や、登壇者の方も交えての交流タイムもあり、参加者の方も非常に魅力的なコンテンツや、シェアスキルを持った方ばかりでした。

「SHARING NEIGHBORS」は引き続き会員を募集しています。
・シェアリングエコノミーの利用に興味のある方
・ホストとして、スキルを提供することに興味がある方
「SHARING NEIGHBORS」の一員として、一緒に声を届けていきませんか?

無料会員の登録は、コチラから。

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