「昔から、カッコよくプレゼンをするビジネスマンに憧れていて、独学でプレゼンを勉強したんです」という髙橋さん。大学卒業後、システム営業や新規事業企画の仕事を経て、2014年にプレゼンのデザインを手掛けるスタートアップ事業に参画。業界としては異例の人材育成事業を立ち上げた。その後2016年に独立を果たし、現在は企業向け研修からマンツーマンのコンサルタンティングまで多岐に渡り活躍している。趣味だったプレゼンが、“教える”と“学ぶ”をマッチングさせるまなびのマーケット「ストアカ」に出会い、本業として独立するまでのお話を伺いました。

__ストアカで先生をはじめたきっかけを教えてください

前職でプレゼンのデザインを手がける事業をしていた際、集客のために会社で「ストアカ」を利用していたんです。それで、週末だけ趣味で「ザ・プレゼン道場」という個人向けにプレゼンを教える講座をストアカで開催しまして。そのうちに「もっと自由に働きたい」と思うようになり、2016年に独立しました。独立を後押ししたきっかけのひとつには、2020年のオリンピック招致で話題となった日本の“おもてなし”プレゼンがありますね。あれは、実は海外の有名なプレゼンコンサルタントの方が指導したものなんですが、それを知って「俺もいつかあんなプレゼンを手掛けてみたい!」と。世界を動かすプレゼンって最高にカッコイイですよね。

__髙橋さんにとってプレゼンの魅力とは?

僕は、“人生はプレゼンで決まる”と思っています。アルバイトに就職試験や転職での面接はもちろん、会社に入ってからやりたい仕事を進めるための会議もそう。結婚して家族ができたら、家庭で家や車を買う、旅行に行く、この学校に子どもを通わせたい…など夫婦や家族での決め事にも必要不可欠。生きて行くためにはプレゼンの連続なんです。とはいえ、僕自身、元々コミュニケーションを取るのが苦手で、学生時代、コンビニのアルバイトの面接で落ちた経験があるんです(笑)。
だからこそ、「プレゼンが上手くなってカッコイイビジネスマンになりたい!」という憧れが強くなったのかもしれません。自分のプレゼンで、その場の空気が変わる瞬間ってすごく楽しいんですよね。思い通りに事が運ぶ快感というか。何が言いたいかというと、僕のように苦手だった人も仕事にできるくらい、プレゼンは訓練すれば誰でも上手になるんです!そこも魅力のひとつだと思います。

__どういった方が受講されていますか?

一番は30~40代のビジネスマンが多いですね。大手企業の管理職や重役の方も多く、皆さん「あと10年早く出会っていたかった…」とおっしゃってくれて。あとは就職活動中の大学生もいます。プレゼンの資料作りや実践って学校で誰も教えてくれなかったじゃないですか。今でこそ、会社でもプレゼン大会をするところが増えてきましたが、まだまだ日本人は苦手意識が強いと思います。最近は、ありがたいことに、企業の新人研修や大学でセミナーをする機会も増えましたが、若い人たちは吸収力がすごいし、パワーポイントなどのツールの使い方も覚えがすごく早い。30~40代の管理職のビジネスマンこそ、もっともっと高い意識でプレゼンの訓練をしないと、仕事のプレゼンで彼らに負けてしまうんじゃないかと思いますね(笑)。

__髙橋さんが講座をする上で心掛けていることは?

“プレゼンはスポーツと同じだ”ということ。つまり、訓練次第で誰もが上達することができるんです。僕はプレゼンを「内容設計」と「資料作成」と「実践練習」の3段階で教えているのですが、意外と内容がきちんと詰めきれていない人が多くて。これでは、いくら資料や実践が上手だってプレゼンテーションとしてはいい結果が出せませんよね。あとは、僕自身が一人で内容の構成から資料デザイン、話し方(アナウンス学校も通ったそう!)までを一貫して見られることは強みだと思っています。それぞれの専門家が個別で見て指導するのとではアドバイスの仕方が全然違ってきます。

__会社員時代と比べて収入面はどうですか?

実際、「僕一人が食べていけるくらいはなんとかなるかな」と思うので、見切り発車で独立してしまうようなタイプではあるのですが(笑)、おかげ様で今では、収入は会社員時代よりも大分増えました。

__今後挑戦してみたいことはありますか?

今企画構想中ではあるのですが、誰が読んでも分かりやすくまとめたプレゼンテーションの本を出したいですね。あとは、僕ひとりでできることに限界を感じつつあるので、同じ目的を持ったパートナーや教え子を設けるなど組織化して、より多くの人に教えられるようにしていけたらいいですね。

__これから「ストアカ」で先生を始めてみたいという人にアドバイスを!

「ストアカ」は本当にいいサービスだと思っています。使い方も明快で利用者の声もダイレクトに分かるし、始めるためのリスクはないです。続けるコツとしては、趣味から始めてハードルを下げておくと、苦労も少ないかもしれませんね。あとは、「ストアカ」で開催される、アニバーサリーパーティなどのイベントも参加すべき。そこで横のつながりも作れるのは、とても刺激になると思います。僕もそこで師匠と呼べる方との出会いがありました。それと、最近「ストアカ」の講師向けセミナーもスタートしたので不安な方は参加してみてください!
毎月開催している「プレゼン道場」や不定期開催の「PRESEN×CAMP」も興味がある方はぜひお待ちしています!

 

この記事の登場人物
  • 髙橋惠一郎さん
    2003年に早稲田大学教育学部理学科を卒業後、日立製作所に入社。その後、金融機関での営業企画や教育系ベンチャーでの新規事業企画を経て、2014年にプレゼンのデザインを手掛けるスタートアップにコアメンバーとして参画。 2016年、プレゼンテーション・プロデューサーとして独立。プレゼンの内容づくりや資料デザイン、伝達技術まで、プレゼンに関するトータルなコンサルティングを手掛ける。
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