『その体験が、旅になる。』をコンセプトに暮らしを体験として提供するTABICAが主催するGRID HARVEST FESTIVALに参加してきました。今回紹介するTABICAのホストは、鎌倉の古民家カフェで木材を使ったワークショップを提供する、鈴木誠さんです。どんな想いを込めて、ワークショップの企画や開催をしているのか聞いてみました。

ーー まず、TABICAを始めた経緯について教えてください。

TABICAに出会う前からクラフトのワークショップを行なっていました。ホームページの他にSNSなどを利用して集客を行なってきたのですが、限界を感じていました。こうした悩みを抱えていると、奥さんがTABICAを見つけてきてくれて登録して、TABICAワークショップを企画する事になりました。

ーー 実際に、TABICAでワークショップを開いてみていかがでしょうか。

緊張は多少ありましたが、とりあえず企画して集まってくれて良かったなと感じました。結果として参加された方々には喜んでもらえました。
終わった後に参加者の方々の満足そうな顔をみると、ホッとすると共に、大変でもやってみて良かったと思います。
ホストとしての想いの部分も伝わり、楽しいと共に有意義な時間にできたと実感しています。

ーー ホストをやる上でこれだけは気をつけなければならない事は何かありますでしょうか。

まず、安全第一です。特に、作り物のワークショップがメインなので、当然ノコギリや危険な工具を使っています。子供たちに怪我をさせない事に細心の注意を払っています。ワークショップの最中に誰か一人でも少し傷をつけてしまうと、場が白けてしまい参加してくれた全員に申し訳ない気持ちになります。その次に、満足度を意識しています。どういったコンテンツが喜んでもらえるのかなというのを考え、これをダラダラせずに、ちょうど良い時間の中で切り上げられるように設計していきます。
これらを当たり前に考慮した上で、「メッセージ性」にこだわっています。ただ作って楽しかったで終わらせたくないのです。今回使った素材や、山の現状を何かしらのやり方で織り込んでいくようにしています。

ーー どんなメッセージを込められているのでしょうか。

私が目指しているのは、国産の木材の需要を高める事です。間伐材の普及啓発に尽きます。その過程として日本の木を使わなければなりません、ではなぜ木を使わなければならないのでしょうか。山には、伐られるべき木々がたくさんあるにも関わらず、放置されて荒れています。さらに、私たちは国産材の利用が必要なのに世界中の木々を無駄に切って生活している矛盾があります。こうした背景に対するメッセージとして、日本の山の木を使って、経済的な循環を生んで森をを蘇らせる事をお伝えしています。ワークショップを体験した参加者の方々には、ご自身が木で作られた製品に触る度に、森の事を思い出して欲しいと考えています。

ーー これからホストを始める方にアドバイスをいただけませんでしょうか。

まず、やってみたらいいと思います。結局、悩んでいても分かりませんよね。上手くいくかもしれないし、いかないかもしれない。考える前に、やってみるのが一番早いんです。上手くいかなければ改善すれば良いし、上手くいったらそのまま継続すれば良いという単純な話だったりします。逆に、やってみない限りは何も始まりません。TABICAは、キャンセルが増えてしまってもホスト側がTABICAに対しては負担しなくても良いので、非常に入りやすいのではないかなと思います。まるっきり、無名でホームページを立ち上げるよりも、スタートアップするにはもってこいのプラットフォームを上手く活用してみてはいかがでしょうか。

この記事の登場人物
  • 鈴木誠さん
    木工を仕事としながら、ものづくりのワークショップも行なっています。木材への興味から森へ入るうち、日本の山の現状を知りました。この現状を広く伝え、日本の山の木でものを作り届けて需要を生み出したい。山へと還元して、森を元気にしたい。そんな想いから、国産材・間伐材利用の普及を目指し活動しています。2010年には「森林インストラクター」の資格を取得。山歩きから、ネイチャークラフト・森林施業体験まで、幅広く森の魅力をお伝えしています。
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