『この体験が、旅になる』をコンセプトに暮らしを体験として提供するTABICAが主催するGRID HARVEST FESTIVALに参加してきました。今回紹介するTABICAのホストは、ディープな板橋宿にスポットを当てた街歩きを企画する、大勝康弘さんです。生まれ育った東京の街を紹介したいという想いでTABICAを始めた大勝さんにホスト体験について聞いてみました。
ーー まず、どこでTABICAを知ったのでしょうか。
TABICAを知ったのは、自分が時間を持て余していたからです。何か勉強をしようと思って、色々なセミナーに出たり、ネットサーフィンをしていました。そしたら、TABICAというのがあったんです。
TABICAのサイトを眺めていると、地方へ訪れた時に観光バスに乗ったり、現地のガイドさんに案内を受けたことを思い出しました。今度、自分が生まれたところの案内くらいはしてやろうじゃないかと思って、TABICAで歴史案内を始めました。
ーー TABICA以外に他のサービスは利用していますでしょうか。
私は、そういうことに疎いんです。最初にTABICAを見つけてしまったので、もうここだ、と。実際、観光ガイドはボランティアでされている団体も多いのですが、せっかくなら料金をいただいて責任を持ってやりたいと思いました。保険もあるので、安心してイベントを開催できるのも初心者に安心だな、と。
ーー 話は変わりますが、大勝さんは普段どんなことをされているのか気になります。名刺に書いてある『セルフイベント指南役』ってなんでしょうか。
小さなお店で、例えば商品力もあるし、サービスにも自信があるけど、良く見せるのが苦手な業種ってありますよね。珈琲屋さん、ラーメン屋さん、私が好きな焼き鳥屋さんもそうです。一つの街に何件もあって、競争が激しいです。美容院や接骨院、整骨院もあります。こうした地元密着のお店の方にコンサルタントいう無責任な投げ方ではなく、一から十まで教えて、そのお店の中に入って協力しています。
ーー 最後にこれからホストをされる方にメッセージをいただけますでしょうか。
きっと、どなたでも何か一つ自慢できる、自慢なんてしなくてもいいんですけど、何か一つは凝っているものがあると思います。
今日イベントにきて、皆さんこうしてみると、お好きなことをされているようですし、商売でやるのとは異なり、TABICAが保険をかけてくれています。
何よりも、自分がまず楽しむことですね。楽しさを伝えられればいいので、特別な知識がないとダメだとか難しく考える必要はないと思います。私が町歩きを地域のボランティアの人たちとやるなら、組織としてのマニュアルが必要ですが、TABICAの場合は自分で考えて企画を出して、すべてを自分で決められます。これに共感してくれる参加者が集まるというだけの話です。だから、やりたくなければやらなくていいわけです。自分がまず楽しむことを考えて、その楽しさを参加者に分けてあげるという発想で良いのではないでしょうか。
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