サンフランシスコ発。“なんでも”運び屋「Shyp」現る!

Shypは、なんでもお任せな運び屋さん。段ボールに詰めて、その重い箱を持って郵便局の長い列に並ぶ。そんな一苦労をする必要はありません。なにか送りたい荷物があるときには、スマホのShypアプリを開いてタップするだけ。頼んでから、15分。あなたのもとに、Shypヒーローが現れて、手慣れた作業で梱包から配達まで引き受けてくれます。

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“なんでも”といったところがShypの特徴です。作り過ぎてしまった料理を近くに住む家族に届けたい。友達の旅行中に預かっていたワンちゃんを返したい。段ボールに梱包して届けることができなかったものまで、なんでも運んでくれるのです。

とはいえ、Shypヒーローたちも、食べ物を運べと集荷のときにいきなり言われたら困ってしまいます。集荷にきてもらう前に、運んでもらう予定の荷物をアプリから写真で送るのが、そのサービスを成立させているポイントとなります。

https://www.shyp.com/

https://www.shyp.com/

早いだけじゃない!お手頃な価格で展開中!

近所であれば、15分以内。そんな爆速な運び屋を目指している彼らですが、運び先は市街地だけではありません。FedEXなどの大手貨物業者と契約を結んでいます。通常の配達物であれば、サンフランシスコ・ニューヨーク間での輸送やり取りもできちゃいます。

サンフランシスコ市内であれば$5(600円程度)で届けることが可能で、重さや量によって価格目安は異なってきますが、他と比較しても、ちょっぴりお得に感じる価格帯の印象があります。

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Shypからみる“シェアリング”な雇用形態とは

“送りたいモノ”を受け取り、“送りたいヒトまで届ける”。今まで業者に頼める範囲は、“モノの移動”だけでした。Shypでは梱包までを他の人にアウトソーシング(外部委託)することで、自分の時間を別のことに使えるようになります。

お互いの能力だけでなく、使える時間までに広げて考えていくことこそが、これからのシェアリングなのかもしれません。また、“Shypヒーロー”たちが同社の契約社員から正式な社員として迎え入れることも始まりました。シェアリングが生み出す新しい雇用形態の変化にも期待が高まります。

それにしても、どの記事を見てもShypヒーローがイケメンすぎる。日本で始まったら、Shypアイドルグループなんてのも広まりそうな気がしたりします。