5月5日のこどもの日に開催された TABICA の親子向けオンライン体験フェス~♯おうち時間を楽しもう~。当日は当初予定していた2,000人を大きく上回る7,500人が参加する大盛況イベントとなりました。今回は、運営側の株式会社ガイアックス TABICA事業部 地方創生室室長の細川哲星さんにお話を伺いました。イベントに参加した講師陣や親子の声も必見です!
__今回のイベント開催に当たり、こだわったことはどんなことでしょうか?
たくさんの人と一緒に運営することになるので、事務局スタッフや出展者の想いやアイディアを否定せず、承認することを心がけました。イベントの内容に関しては、一緒に何かを作ったり、踊ったり、一方的な配信ではなくクイズや参加者を当ててもらったりと、双方向的なコミュニケーションになる企画を意識しました。(TABICA細川さん)
__どんなイベントが人気でしたか?
・オンラインで「山手線」を旅しよう!(東京感動線・JR東日本)
・ロマンスカー講座(小田急電鉄株式会社)
・水族館の飼育スタッフが教える、クラゲのひみつ(四国水族館)
・動物園バーチャル体験!霊長類の世界へようこそ(日本モンキーセンター)
・目指せ!アシカトレーナー!!(桂浜水族館)
など、家の中では体験できないバーチャル体験がすごく人気でした。やはり、水族館や動物園は今閉演中なので、そこに行きたいという需要も高かったのだと思います。一番多い企画で約3,000名集まったものもありました。(TABICA細川さん)
__参加された方々の反応はいかがでしたか? 届いた感想があれば教えてください!
・朝から参加し、親子で楽しめました。この時期に子どもが集中して楽しめるイベントをありがとうございました! ぜひまた開催してほしい。(青森県・40代女性)
・海外から親子で参加しましたが、パプリカのダンスが圧巻。感動して泣けました!(ニューヨーク・30代女性)
・久々に子どもたちのワクワクした顔を見ました。自粛生活でも親子でそれなりに楽しんでいたつもりだったけれど、やっぱり先生の指導のもと、家族以外のお友達と何かを作ったり感動したりする体験が圧倒的に足りていなかったんだなと感じました。(東京都・40代女性)
・すごく良い企画だと思いました。こんなご時世に無料のイベントを開催してくれて嬉しいです。いろいろ参加させてもらいましたが、どれも子どもが楽しめる配慮がされていたと思います。慣れないzoomもチャット機能のフォローがあって助かりました。(茨城県・30代女性)
・今までいくつか子ども向けのオンラインイベントに参加しましたが、ダントツで素晴らしかったです。ルールやミュートにするというアナウンスや困ったときのチャットでのフォローなど、この参加人数で回せるのはさすがです。機会があればぜひ運営にも関わってみたいと思いました(東京都・40代男性)
__講師として参加された方々の声はいかがでしたか? 今後に活かす気づきもありましたら教えてください。
オンラインの親子ワークショップは初開催でしたが、皆さん事前準備もバッチリで、こちらがあれこれ手を尽くさずとも、あそびに没頭してくださり、やり辛さは感じませんでした。また、遠方の方とも繋がれるのは単純にワクワクしますし、なにより、画面いっぱいにイキイキとした親子の姿を見られたことが嬉しかったです。
一番の収穫は、「オンラインだから/オフラインだから」という二元論に陥らず、「コミュニケーションとは何なのか」という本質に立ち返るいい機会になったことです。まだしばらくは続くであろうこの情勢の中で、自分にできることがまだまだあると分かり、モチベーションと自信がアップしました! (花まる学習会 表現教育プロジェクト 臼杵遥志先生)
ママやパパ、そして子どもたちに夢を語る素晴らしさを知ってもらい、親子の絆を深めてほしいと思い企画しました。時間に限りがあって全員に語ってもらうことはできず残念でしたが、18歳の男の子も夢をたくさん語ってくれて印象的でした。親子でも第三者が入ることで、語り合えることがあるのだなと感じました。次回は1,000人規模で何かできることがあるかを考えてみたいです。(親子で夢を語っちゃおう/植木祐子さん)
今回は親子でキーホルダー作りを企画させていただきましたが、改めてオンラインレッスンの可能性と需要を感じました。有料にしたので、キットの発想や価格設定が難しい面もありましたが、なんとか時間内に完成できてよかったです。今後の可能性としては、オンラインで工場見学なんかができたら楽しそうだなと思いました。(固まるハーバリウムキーホルダー/Brillante Rose山田奈緒子さん)
__主宰者として細川さんが特に印象に残っていることを教えてください!
イベントの最初に行った、保育士ゆうちゃん先生(三原勇気さん)の「パプリカダンスを踊ろう!」が本当にすごかった。スクリーン上で追いきれないほどのたくさんの親子が笑顔で踊っていて、人生が変わるほどの感動を覚えて、しばらく棒立ちで動けなかったほどです。
出展者のうち半分の方が、初めてZoomを使われるところからのスタートだったので、そこから何度も練習してもらって、みなさんこの数週間で急成長されたと思います。本当にいい時間を一緒に作れたことがとても嬉しく、またホッとしています。
第2回は6月6日に開催しますので、ぜひ出展したい方がいらしたらお声がけください。一緒に新しい体験提供を作り上げていきましょう。(TABICA細川さん)
最終的には、有料無料合わせて約60組ものバリエーション豊かな講座が行われたそう。親子でオンライン体験フェス実行委員会メンバーであり発起人兼代表の小川佑子さんは、「当日を迎えられたのは、多くの企業様や運営メンバーのおかげです。次回は今回の学びを活かしつつも、これまで通り型にはめ過ぎない運営をしていきたいと思っています。これからも“コロナ時代に生きたからこそ、強いこどもたちへ”というモットーを世界に広げるきっかけ作りにご協力いただけると嬉しく思います」とコメントを寄せている。
次回は6月6日開催予定とのこと。
親子でオンライン体験フェスの出展にご興味がある方はこちらをチェック!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeKbKHCbwfltYEYibjL_ej04Nrr6McMdeGHK6p4eHjx_P9EAQ/viewform
わが家も7歳の娘と参加しました。パプリカダンスから工作に親子ヨガ、水族館と時間割を見て「次はどれやる?」と気軽に選べるのがオンラインイベントのいいところだなと感じました。入ってみてちょっとイメージと違ったら退出することもできますし、疲れたら画面をOFFにして休憩したり……。特に工作が好きな娘ははじき絵で作るこいのぼりが楽しかったようです。私が事前に用意するものをチェックしていなくてやや焦りましたが(笑)、どのイベントも終わったあとは達成感や充実感でいっぱいでした。次回はぜひ、有料イベントにも参加してみたいと思います。