日々、忙しいサラリーマンやOLの方にとって貴重な休日をどのように過ごすのかは、多くの人が悩むところです。仕事に追われているとついつい毎日に必死になってしまい、休日はダラダラしたまま終わってしまったという方もいらっしゃるかもしれません。

休日をもっと有意義に過ごしたい!いつもの喧騒から離れた場所へ行ってみたい!と思い立った方には、TABICA(タビカ)がオススメです。TABICAは”暮らし”をシェアするシェアリングエコノミー、昨今、空き部屋、空き駐車場、空き時間など多くのシェアサービスが台頭していく中で、TABICAでは休日の空いた時間を利用して、自分の得意分野を生かした体験(イベント)を開催したり、これに参加することができます。

TABICAで開催されている体験は、フォトジェニック講座や農業体験のような勉強になりそうなものから、お昼のテレビ番組で放映されているような街歩きイベントまで様々。どの体験にも共通して、ガイドブックには載っていない、そのホストが手掛ける”ならでは”な旅がそこにあるのです。先月5日に開催された、「TABICAホスト交流会!」では、金沢八景で老若男女が楽しめる海釣り体験を提供するホストの平田さんをお招きして、参加者同士で交流を深めました。

平田さんは、月に12万人以上が訪問する釣りメディア「ORETSURI(俺釣・オレツリ)」の編集長。メディアの運営を行なう一方で、都内からアクセスの良い玄関金沢八景で海釣り体験をTABICAでスタートしました。海釣りどころか、釣竿さえ触ったことのないような初心者の方を対象に釣りを楽しむことができるといった内容となっています。「小学3年生の息子と参加しました。乗船前に丁寧に釣りの仕方を教えてもらい、なんとか釣ることができました。」、「みんな釣りの魅力にハマってしまい、また予約する予定です!」などなど、小さなお子さんを持つパパさん、ママさんを中心に、平均評点4.8の高い評価を集めています。

自分の好きなことを伝えるために、オンラインによる情報と、オフラインによる体験をそれぞれ使い分けている平田さんのケースは、成功されているホストの方でも珍しかったりもします。この2つの媒体をどのように使い分けているのか、またそれぞれがどのように相乗効果を持ち合わせているのか、ここでしか聞けないお話をお聞きしました。

___ サイト(ORETSURI)はいつから始めたのですか?

サイトを運営し始めたのは2016年10月です。2016年の夏までは会社で社員をしちえたので、独立をしていくで自分でも何かやりたいなと考えた時に、釣りが好きで釣り関連のメディアをやることにしました。物を作って販売するとなるとコストがかかってしまい、スタートするまでも時間がかかるのですが、メディアなら今すぐに始められるということで立ち上げました。

最初の半年くらいはアクセスが伸び悩んでいたのですが、記事数だったり、サイトにたまたま訪れてくれた人たちに価値のある読み物を作れるようになったなと実感し始めてからだんだん数字がついてくるようになりました。とりわけ嬉しいのが、Facebookの「いいね!」が7,000を超えていることです。いいね!を純粋にもらえるということは、ただ検索に引っかかる記事を書いているだけでなく、読んだ人がもっと読みたくなる記事を書けている自身に繋がりました。

ORETSURIを読んでくれている方の中には、読むだけでなく自分もライターとして参加したいという人もいてくれています。現在、全国津々浦々数十名もの方がORETSURIに寄稿という形で参加してくれているのです。

___ 何か気をつけていることはありますか?

ウェブサイトのパワーを推し量る上で、回遊率があります。ただ検索エンジンに引っかかりやすそうなキーワードを選んで、記事を書いているサイトは読者がそこに訪れてもすぐに離れていってしまいます。ORETSURIでは、アナログ感というか、ツッコミどころが満載です。その理由は、客観的な情報を載せているだけでなく、「私はこう思う」、「自分はこっちが好きだから、これを使っている」といった、主観的な内容を重視しているからです。これを深めていくと、その情報ではなく、書いているライター本人に興味を持っていただけるようになります。そうすると、そのライターが書いた他の記事も読んでみたくなって、訪れた人は一回の訪問者ではなく、ファンになってくれるのです。

___ 平田さんにとって体験とは?

だんだんWebサイトやスマートフォンで、何かを消費するというのも主流になりつつありますよね。インターネットで得た情報でそれに止まらず、これを実際に行って何かをしたいと思う人が増えてきているからだと思います。私は、このメディア上で私にしかできない体験を私の視点で感じた体験を発信するようにしています。TABICAでは、それを商品として販売できる場だと考えています。

___ なぜTABICAを選んだのでしょうか?(自社メディアでの発信ではなく)

ORETSURIは「俺たちの釣り」の略語ということもあって、サイトのアクセスは90%くらいが男性です。そのうち、65%くらいが30代です。釣りのメディアでやっている以上は、結局すでに釣りをやっていたり興味がある人だけがくるようになっています。なので、初心者用の企画をやろうとすると、自分のサイトで集客するのは不釣り合いなのです。TABICAでは釣りだけでなく、なにか休日を特別に過ごしたいという人たちが集まってきます。特にお客さんの中には、ORETSURIで集客できない女性が圧倒的に多いということもあります。今回やりたかった初心者向けの体験を企画するには、TABICAがうってつけだったのです。

メディアや、TABICA。その両方は、誰でも思い立った時にすぐに始められます。平田さんはこれをコストなしで始められている成功例の一つだったのではないでしょうか。TABICA交流会は、日本で一番シェアを体験できるビル『Nagatacho GRID』で開催されています。TABICAをまだ始めていなくてこれからやってみたいなと考えられている方、始めてみて、もっと他のホストがどんなことをしているのか気になるという方は是非チェックして参加してみてはいかがでしょうか。