『この体験が、旅になる』をコンセプトに暮らしを体験として提供するTABICAが主催するGRID HARVEST FESTIVALに参加してきました。今回紹介するホストは、TABICAでブレスレット作りや手芸体験を提供する、木曾いづみさんです。子供の頃から好きで続けているハンドメイドをTABICAで提供する想いについて聞いてみました。

ーー まず、TABICAをどうしてやろうと思ったのかをお聞きしたいです。

ハンドメイドのものづくりを通して、手の中でものをつくる事を楽しんで頂ければ良いなと考えていました。ハンドメイドは一般的ですが、これを楽しく出来るやり方は知られていません。TABICAの存在は、友人が紹介してくれました。「こういうのやってるけど、木曾さんどう?」と誘われて、「あ、ここなら安心してハンドメイドを教えられそうだな。」と思いました。実際に登録する前は、「私でもできるかな・・・。」と不安もありましたが、実際にTABICAで体験を提供している知り合いと話が弾んで「いや、大丈夫じゃないかな。」と自信が湧いて、やってみることになりました。

ーー パワーストーン(天然石)を使ったワークショップをされていますよね。

パワーストーン協会に所属しているので、もっと多くの方に(パワーストーン)を知って頂いたら嬉しいなと思っていました。市販されているパワーストーンを身につけていらっしゃる方は沢山いると思うのですが、お持ちの方に聞いてみると、それが切れちゃったらどうするのかとか、あと糸変えたい時にどうすれば良いのか、ゴムをなくしてしまった、石を変えてみたいとか、身につけているだけでは物足りなさを感じているみたいでした。なので、こうしたパワーストーンを作るワークショップを始めました。

ーー 私も女性なので、パワーストーンはお守りみたいな存在で身につけたりします。

パワーストーンは綺麗なだけでなくて、それぞれの石が意味を持っています。ワークショップに参加される方には、一つ一つどんな意味が込められているのかを伝えて楽しく作ってもらえる事を意識しています。ブレスレットを作るのは難しくありません。早い人であれば10分かからない、20分もあれば誰でも簡単にその人だけのブレスレットが出来上がります。なので、皆さん石を選ばれるのにすごく慎重になっていますね。

ーー ワークショップを開催されるなかでモチベーションとなることは何ですか。

やっぱり、楽しいのがいいねって思います。パワーストーンに限らず、参加してくれた方が楽しんでくれるのが一番です。パワーストーンを身につけていても、作っていても楽しいのが大切。思ったように作れなくて投げ出したくなる時もあったり、失敗したとしても、それでも楽しむ気持ちを忘れてはいけないと思っています。私たちが続けるモチベーションは「みんなが楽しんでくれる」という事です。

ーー ハンドメイドはいつ頃から始められたのでしょうか。

ビーズは子供の頃からやっています。本格的に資格を取得して本格的に始めたのはもう何年前くらいでしょうか。9年か、10年くらいにはなると思います。

ーー 自分が好きな事が仕事になって、それを喜んでくれる人がいらっしゃるって素敵ですね。最後になのですが、木曾さんのように好きな事を生かして、ホストをやってみたいと考えている人たちにメッセージをいただけませんか。

ホストになるためには、一歩踏み出そうかという気持ちが必要です。私も資格を取ってから、誰かに教えるワークショップを開くには一歩踏み出さなければなりませんでした。一度、やりたいと思ったままでは止まっているばかりでしょうがありません。進むしかありません。自分のハンドメイドで楽しいという気持ちを後輩たちにもちょっぴり分けてあげたい、そんな軽い気持ちで良いと思います。そして、自分が一歩前に踏み出すキッカケとなったのはTABICAでした。

自分が楽しめなければ、参加者たちも楽しむ事は決してできません。私の場合は、自分がやろうと思ったところにTABICAがありました。きっと、あなたが好きな事を広めたいと思った時にその場を提供してくれるサービスは世の中に沢山あるんだなと思います。