2019年4月1日より、働き方改革関連法案の一部が施行され、働くスタイルが多様化。企業に勤めながら副業を行うパラレルワーカーや、シェアリングサービスだけで生計を立てるシェアワーカーなどが増えていることもあり、自分のスキルと時間を気軽に30分単位で売り買いできる「タイムチケット」のニーズはますます高まっています。

そのタイムチケットによる年に一度の大イベント、タイムチケットアワード2019が7月27日(土)に行われました。本イベントは、過去1年間のタイムチケットにおいて、アイディア・実績・貢献度に優れたホストが表彰されるというもの。タイムチケットの普及に大きく貢献するチケットを提供した方に贈られる「カテゴリー優秀チケット賞」をはじめ、「ベストハッピーレポート賞」、「コミュニティマネージャー賞」など、37名に50賞が贈呈されました。タイムチケットの人気ホストが一度に会するイベントということもあり、一般のユーザーも多く参加していました。

受賞者のコメントと共に、タイムチケットアワード2019のレポートをお届けします。

タイムチケットで人生が変わった!

イベントはまずカテゴリー優秀チケット賞の発表からスタート。
司会を担当したのは、シェアワーカーの肩書きをもつ糸原絵里香さん。糸原さん自身もタイムチケットで複数のチケットを発行しており、「グルメ/料理レッスン」、「語学/海外/翻訳/通訳」の2カテゴリーでカテゴリー優秀チケット賞を受賞。人生初司会ということで、事前にタイムチケットで司会業のノウハウを学ぶチケットを購入したとのこと! 新しいことに挑戦するときにチケットを買うという、タイムチケットユーザーならではの活用法です。

タイムチケットには多くのカテゴリーがありますが、とくに人気の高いカテゴリーのひとつが「写真撮影/カメラ」。タイムチケットアワード2019で、「写真撮影/カメラ」部門のカテゴリー優秀チケット賞と、当日の参加者による人気投票でトップが決まる「タイムチケット総選挙No.1賞」をW受賞したのは、彦根由美さん。彼女は、タイムチケットを機にカメラの道へ入り、まさにタイムチケットで人生が変わったと言えるのだそう。
「1年ちょっと前に一眼レフを買った私が、いまは完全にカメラで生活できるようになり、実は来月からスタジオを運営することも決まりました。ここまで来れたのもタイムチケットのおかげです。ありがとうございます」と喜びの声。投票者からも「チケットのクオリティも人柄も素晴らしい」というコメントが多くあったという彦根さんは、今後もタイムチケットで活躍されることでしょう。

「イベント/パフォーマンス」部門でカテゴリー優秀チケット賞を受賞した、日名栄貴さん(写真中央)も1年前とは立場が変わった1人。
「実は昨年のタイムチケットアワードは見る側として一般参加していました。表彰されている方々を見て、凄いな、自分も立てたらいいなと思っていました。この1年は、自分に何ができるか考え、交流会を運営しながら、そこで学んだスキルやコミュニケーションを生かしたサービスを提供してきました。これからも人と人とのつながりを大切にできるようなチケットを出していきたいと思います」
日名さんの1年間の努力が今回の結果に結びついたわけですね。

書いた人も、受け取った人も、読んだ人も、みんながハッピーに

タイムチケットを購入した人は、そのチケットを通して得た感動体験を「ハッピーレポート」として投稿することができます。この1年間で公開されたハッピーレポートの中から、最もタイムチケットのコンセプトに近いハッピーレポートを書いた方と受け取った方に贈られるのが、「ベストハッピーレポート賞」。選ばれたのは、「1日WordPress立ち上げ講座+WEB集客戦略」というチケットを購入し、その体験をハッピーレポートに記したAya_OKさん(写真右)と、ホストのToshiさん(写真左)でした。
「表現したいことがあるけど、どうやったらいいかわからない…」そんなAya_OKさんの思いをくみ取って、Toshiさんが信頼関係を築きながら丁寧に仕事を進めていった様子が伝わる温かいハッピーレポートは、タイムチケットのスタッフからも大絶賛。
受賞したToshiさん自身も、「このチケットを最初に買ってくれたのがAya_OKさんだったので、たぶんしどろもどろだったと思うんですけど(笑)、でもこういったハッピーレポートを書いていただいて感動しました。このハッピーレポートを見て安心してチケットを購入してくださる方もいるので、感謝しています」とコメントされていました。

低い価格から始めて、スキルや自信をつけてトップランカーへ

栄えあるグランプリに輝いたのは、以前share!share!share!にもご登場いただいた、こういちさん。優れたチケットを提供し、多くの方から高い評価を得たNo.1。
「組織の中では評価されるような人間ではありませんでした。ただWebが好きというオタクの知識を評価していただけて嬉しい」と、こういちさん。高額なチケットでも次々に売れるのは素晴らしいことです。

上位30名のトップランカーの年間平均取引金額は、なんと160万円以上! いまからホストになってもチケットが売れるか不安という方もいるかもしれませんが、上位の皆さんも初めからそうだったわけではありません。
グランプリを受賞したこういちさんも、「タイムチケットでスキルを売ることで、スキルが磨かれていきました。また、異業種の人のやり方を学びながら、自分だけのオリジナルのスキルを築いていける場所は他にはない」とお話しされていました。
グラフィックレコーディングという手法で「【人生を見える化!】あなたの生い立ちをイラストにします!」というチケットを提供しているMiyakoさんも、コツコツと続けたことが今につながっていると言います。
「タイムチケットをやってみたいけど自信がないっていう方もいると思うんです。私もそうでしたが、最初は低い価格から始めてみるといいと思います。自分のスキルが売れて少しずつ自信を得ていって、どんどんスキルもついていきます。そしてキャリアにつながります」
Miyakoさんは現在、会社をやめて大学院に通いはじめたのだとか。「思い切った決断ができたのも、タイムチケットがあったからです」

当日は、授賞式の他にトークショーや交流会も開催されていました。参加者は皆、ユーザー同士のつながりを楽しみ、タイムチケットという大きなコミュニティを盛り上げていることが伝ってきました。

数あるシェアリングエコノミーのサービスの中でも、圧倒的に人柄もスキルも持っている人が集まっているタイムチケットは、これからも成長し続けるでしょう。副業やシェリングエコノミーに興味があるという方は、まずタイムチケットに登録し、気になるチケットを買ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。