Time Ticketは自分の持っているスキルに値段をつけ、売り買いすることの出来るシェアリングエコノミーのサービスです。
今回はTime Ticketからフリーのカメラマンへと転身することに成功した、佐々木崇文さんにお話を伺いました。

ーー Time Ticketで独立されるまでの経緯について教えてください。

当時芸能関係の会社に勤務していたのですが「所属しているタレントたちの写真を撮影して欲しい」と社長から言われたことが写真を始めたキッカケでした。実はこの時まで、カメラには殆ど触ったことがありませんでした。

仕事として写真撮影を行っていく中で、コミュニケーションを取りながら撮影をしていく事が楽しくなり、仕事だけでなくプライベートでもカメラを持ち歩くようになりました。

そしてカメラの腕にも自信がつき、今度は培ったスキルを別の場所では活かせないかな、と考えた頃に出会ったのが「Time Ticket」でした。
面白いサービスがあるんだなと思う一方で、これはチャンスだとも感じました。早速チケットを発行してみようとしたのですが、既にTime Ticketにはカメラマンが5,6名ほどいる状況。普通にチケットを発行しても目立たないと考え、色々と考えた結果思いついたのが「マッチングアプリ用のプロフィール写真撮影」でした。

マッチングアプリにおいてプロフィール写真はとても大切です。写真の印象で相手に気に入って貰えなければ、コミュニケーションを取ることさえできないので、写真は最重要だと言っても過言ではありません。「ここには絶対に需要がある」と思った僕は、この切り口でチケットを発行してみることにしました。すると思った通り結構な反響があり「これはいける!」と確信しました。そしてそのままTime Ticketでの活動にのめり込み、気づいたらフリーランスになっていました。緻密な計画を立てて独立したというよりは、自分の好きなことを続けていくうちに、自然と”なってしまった”というような感じです。

ーー ゲストの方を撮影されるときにどんなことを意識されていますか。

いかにしてゲストの方の自然体を撮れるか、というところをとても意識しています。
ゲストの方は圧倒的に男性が多く、男女比は8:2くらいでしょうか。女性は女子会や旅行に行った時など、友達や自撮りでよく写真を撮影するタイミングがあり、自分が綺麗に写る角度を研究している人もいるくらいなので、写真慣れしています。一方、男性はそういうケースは中々少なく「よし!マッチングアプリに自分の写真をUPしよう!」とスマホのカメラロールを漁ってみても、自分のベストショットはないんですね。それで僕に依頼がくる訳ですが、こうして普段写真慣れしていない方の撮影が多いので、いかに自然体を出してもらえるか、がカメラマンの力量になります。

一般的な撮影の現場では「こうやったらどう?」「こんなポーズ撮ってみてください」という指示の出し方が多いのですが、写真慣れしていない方へそのような指示を出すと、やらされている感の強い、不自然な写真が出来上がってしまいます。マッチングアプリにおける「いい写真」とは、バチっとポーズを決めた写真ではなく、自然体な姿と人柄を伝えることが大事なのです。

そのためには、カメラマンである自分に心を開いてもらう必要があります。初めて会ったその10分後には撮影が始まる&写真慣れしていない、ということでゲストの方はほぼ間違いなく緊張しています。なのでなるべくコミュニケーションを取る時間を多く確保し、自然体を引き出せられる関係性を築くように心がけています。

ーー チケットを購入された方のなかで、とりわけ印象に残っている人はいますか。

今年の4月、ちょうど桜が咲いている頃に、とある男性から撮影依頼が来た時のことは今でもよく覚えています。緊張されていたことと、コミュニケーションを取るのが得意な方ではなかったので、お会いした時に中々打ち解けることができませんでした。いつもはゲストの方に会ってから10-15分後には撮影を始めるのですが、「このままではいい写真が撮れない」と感じ、思い切って1時間のうちの大部分をコミュニケーションに充てることにしました。男二人並んで、公園の芝生に体育座りしながら話をしたんですよね(笑)
そして40分くらいが経ったところでしょうか。そろそろ頃合いかなという時にパパッと撮影をしました。

撮影そのものの時間は少なかったのですが、結果的に良い写真が撮れました。後日、Time Ticketのレビューにて「すごくリラックスして写真を撮っていただきました!普段初対面の人とは緊張して上手く喋れないのに、佐々木さんには自然とお話しすることができました。ありがとうございます!!」という声をいただくことができ、あの時の行動が間違っていなかったこと、そしてそれに対してお礼をいただけたことがとても嬉しく、今でも印象に強く残っています。

ーー Time Ticketでやってしまった失敗談や、苦労したことがあれば教えてください。

「今日はゲストの方の心を開くことが出来なかったな・・・」と思った経験も何度もあります。いい写真を撮ってもらえるんだ!と期待して来て頂いてるのにも関わらず、心を通わせることができずに、ゲストの方の自然体な写真を撮れなかった時はすごく悔しい思いをしましたし、自分のコミュニケーション力不足を痛感しました。

営業の方などは当たり前にやっていることかもしれませんが、今ではゲストの方とお会いした時に話す話題を準備していくようにしています。お会いする前に、興味のあることや普段取り組まれていることなどをメッセージで聞くようにしたり、更にゲストの方のFacebookへ飛んで、会話のネタになりそうなことはメモをし、会うまでに十分な時間をかけて準備するようにしています。

ーー ご自身の中で、Time Ticketを始めたことで変わったものって何かありますか。

付き合う人が変わったというのが一番大きいです。Time Ticketは当初自分の中では一つのWebサービスに過ぎなかったのですが、今では大切なコミュニティの一つだと認識しています。それはホストとゲストの関係から枠を超えてプライベートでも時間を過ごしたり、一緒に仕事をしたり友人になったり・・・・と、面白い繋がりが生まれつつあるからです。そしてそのような面白い経験をしているからこそ、チケットを購入してくれたゲストの方にもTime Ticketでチケットを発行することをオススメするようにしています。

ーー これからチケットを発行してみようという方にメッセージをいただけますか。

スキルを売り買い出来るシェアリングエコノミーのいちサービス、というもの以上に、人との繋がりを求めている方にTime Ticketを利用してほしいです。他の人と比べて何か突出したスキルがなかったとしても、自分にしかできないことからチケットを発行することは絶対にできます。いきなり売れ筋のチケットになるのは難しいかもしれませんが、文章力を鍛えたり、需要を読む力を養ったりと、必ずプラスになるはずです。いきなり独立をしたり、なにか大きいことを始めるよりもよっぽどハードルが低く、チャレンジしやすいところが大変魅力的です。何かやりたいけど、何から始めれば良いかわからないという方に、ぜひ触れてほしいサービスです。

そしてもしチケットを発行することもハードルが高いと思ってしまう方は、まずチケットを購入してTime Ticketというサービスそのものを体験してみてください。様々なホストが暖かく迎えてくれ、きっと「自分もやってみようかな」という気持ちにになると思うので!

この記事の登場人物
  • 佐々木崇文さん
    フリーカメラマン。TimeTicketで「マッチングアプリ専用の写真」を販売中。
NEW POST