シェアワーカーのコンセプトは、日本でもどんどん受け入れられ始めています。人々はシェアに基づいた生活を実行するために、シェアリングプラットフォームで、ホスト、デジタル遊牧民、独立したフリーランサー、研究者等として働いています。多くの新しい仕事のかたちが日本の社会を変えています。韓国人のシェアワーカーであるHwanhyo Parkさんが彼のシェアワーカーとしての経験を、Share!Share!Share!の読者の皆さんにシェアしてくれました。Parkさんの体験を知ることで、未来の仕事のアイデアがどのようなものなのかを理解する助けになるでしょう。

SEAKメンバーと海外コンサルタントのArun教授の一枚。右から2番目がHwanhyo Parkさん

SEAKメンバーと海外コンサルタントのArun教授の一枚。右から2番目がHwanhyo Parkさん

__ご自身の経歴と、どのようにシェアリングエコノミーに関わるようになったのかについて教えていただけますか。
私はbyclipのCEOとSharing Economy Association of Koreaのバイスプレジデントをしています。それと同時に、私はホームシェアリングプラットフォームのホストもしています。3年前まで、今では古いビジネスと考えられていますが、ITテレビのソリューションを提供するIT企業に勤めていました。新しいビジネスを試してみたかったので、新たなマーケットを探していたのですが、韓国でスマートフォンのマーケットが急速に成長していることを知りました。そのときはシェアリングエコノミーが何なのか全然知りませんでしたが、シェアリングエコノミー企業はオンラインのプラットフォームを使ってビジネスをしているということを知りました。このマーケットについてもっと知りたいと思ったので、Airbnbを使い、ホストになってそのプロセス全体を理解しようとしたのです。何かを期待していたわけではありませんし、Airbnbのホストになるのは全く新しい体験でした。

ホームシェアリングを始めてからは、ゲストと新しい方法でコミュニケーションをとるのが大好きになり、Airbnbのホスト同士のイベントを開催するようになりました。今はAirbnbをサポートするサービスを提供するIOT企業のCEOとして働いています。ユーザーのセキュリティを守るために、Airbnbのホストが新しいゲストのためにパスワードを変更するサポートを行っています。ホームシェアリングのホストになり、シェアリングワーカーになることで、私は自分が夢中になれることを見つけ、3年前には触れたこともなかった新しいビジネスを始めることになったのです。

Airbnbホスト同士のmeetupを開催した様子

Airbnbホスト同士のmeetupを開催した様子

__シェアリングエコノミーを始めてどのように変わりましたか。ポジティブあるいはネガティブな影響はありましたか。
この3年間で私は韓国のたくさんのホストの方々と出会い、シェアリングのプロセスをとても楽しみました。また、シェアに積極的な方々はコミュニティ内でお互いをサポートし合う親切な心の持ち主だと思いました。ホストが集合するイベントでは皆さんがホームシェアリングの仕事の体験をシェアしてくれました。

ホストの方々は弁護士だったり、医者だったり、教師だったり、銀行員だったり、写真家だったりという風に、それぞれ異なる経歴の持ち主だったので、自分のスキルをお互いにシェアしていました。コミュニティで私が出会う人たちが積極的にサポートしてくれるのは、共通の関心事を持っているからだと思います。それがシェアリングであり、特に私の場合は、ホームシェアリングなのです。韓国も日本と同じように高齢化社会の問題があります。そして、ソウルのような大きな都市では人々は孤独で孤立していると感じています。私はシェアリングが人々の心を開いてくれると信じています。だから私はここでホームシェアリングのホストをするのが大好きなのです。とてもポジティブな影響ですね!

__日本の読者に紹介したい韓国のプラットフォームとその理由を教えていただけますか。
現在たくさんの韓国人が使っているプラットフォームがどのようなものかを理解いただける韓国の3つのプラットフォームを紹介したいと思います。

NAVER

NAVER

NAVER

NAVERは様々な機能を持つプラットフォームです。NAVERでは予約をしたり、支払いをしたり、顧客となる観光客を見つけたりすることができます。NAVERは企業(B2B)と個人(B2C)の両方に対応しているので、誰でもこのプラットフォームでシェアリングビジネスを始めることができます。ユーザーの数は韓国の人口より多いほどです。NAVERはLineの親企業でもあります。

DAANGN

DAANGN

DAANGN

DAAGNは韓国語で人参という意味で、日用品をシェアするためのプラットフォームです。月間で登録しているユーザーの数は200万人を越えています。ユーザーは近くに住む人とどんな日用品でもシェアすることができます。韓国ではお母さんの使っていた赤ちゃん用品が今人気となっています。日用品をシェアできるのは自分が住む場所の近くの特定のエリアのみとなっています。ユーザーは直接相手と会わなければいけないので、このことによって社会的な信頼感が高まっていきます。そのことで、人々の間で知識などといったものまでシェアされていくことに繋がると思います。

OPEN CLOSET

OPEN CLOSET

OPEN CLOSET

OPEN CLOSETはNPO団体です。スーツやビジネスに関連する衣装なら何でもレンタルすることができ、特に若者たちが多く利用しています。この団体は面接のために高い衣装を買うことができない若い世代をサポートしています。貸し出されている衣装は全て企業から寄付されたもので、このサービスを利用して仕事を手に入れることができた学生は寄付してくれた人へ感謝の手紙を書くように依頼されます。これまでに合計で16,000以上の感謝の手紙が書かれています。

__プラットフォームをよく知らない人や使うのが怖いという人になにかアドバイスはありますか。
新しいことを恐れるのはこれまでにそれと似たような経験をしたことがないからです。知らないから恐れるのです。どうやったらこの恐怖を取り除けるでしょうか。答えはとてもシンプルです。とにかくシェアをしてみるということです! まず体験をすることができれば、恐怖を取り除くための自信が生まれます。まずは1度試してみましょう!

私の体験を話しましょう。私はホームシェアリングのホストとしてシェアリングエコノミーに参加しました。この体験から私は何を得たのでしょうか。ホスト同士の集まりやゲストたちとの交流でたくさんの新しい友達ができました。それだけではありません。シェアリングからはパッシブインカムを、私の仕事からはアクティブインカムを得られるようになりました。パッシブインカムによって収入が増えたのでより幸せに生きられるようになりました。多くの韓国人が長時間労働をしていますが、私にはその必要がないのです。クオリティ・オブ・ライフも向上して、言うことなしです。私はこう思います。シェアリングで心を癒して人生をもっと簡単にできるのだと。

Hwanhyo Parkさんとホームシェアリング、パーキングシェアリング会社のCEOとの食事会

Hwanhyo Parkさんとホームシェアリング、パーキングシェアリング会社のCEOとの食事会

__SHARING NEIGHBORSについてどう思いますか。
ホームシェアリングのホストのための集まりをこれまで私は開いてきました。今では多種多様なシェアリングに関する集まりも開いています。SHARING NEIGHBORSがシェアワーカーのためのコミュニティを作っていることと似ていますよね。私の本業で知り合った人たちも誘うことがあります。スタートアップ企業のCEOを務めている人たちです。こうしたイベントで、特別なニーズを持っている人や、新しい友人からより多くの知識を得たいと思っている人などを、同じコミュニティ内でマッチングさせることができます。こうして誰もが幸せになれるのです。このように韓国で起こっていることを、SHARING NEIGHBORSなら起こせると私は思います。

SHARING NEIGHBORS
SEAJのSHARING NEIGHBORSはシェアワーカーやフリーランサーが保険や規則などに関する情報交換をしたり、関連するイベントに参加したりする手助けを目的としており、その繋がりがシェアリングエコノミーを通して各個人のビジネスをサポートすることを期待しています。

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